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環境部関係
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1.環境行政のあるべき姿について
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この度退職する白井部長に、環境行政について大局的な観点からの感想を伺いたい。先程の説明の中で、環境と経済の両立という言葉があったが、日本の新たな成長モデルをどのように構築するかが、現在、大変重要な課題となっている。そういう面から、これからの日本、あるいは長野県の環境行政のあるべき姿について見解を伺いたい。
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【白井環境部長】
日本においては、かつての高度経済成長を経て、まず公害問題が非常にクローズアップされた時期があった。一方で、長野県は自然に恵まれ優れた環境を有する県として、水や緑に代表される美しい自然環境を保全するということにも力を注いできた。最近、今日的な課題となっているのは温暖化や廃棄物対策であり、環境行政も様々な時代を反映して新たなニーズに対応するために変わってきたものと考えている。
指摘のとおり、環境と経済の好循環をどのように実現していくかは非常に重要な課題である。長野県においては、産業もその時代時代に合わせて発展してきたが、そうした中で環境に対する技術がかなり集積している。長野県の成長戦略として、環境技術で経済成長を図っていく必要があるのではないか。このことは、ひいては日本の生きる道にもつながってくるのではないかと考えている。
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2.地球温暖化対策について
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(1)環境と経済の両立が最大の政治・行政課題となるなかで、地球温暖化対策基本法が12日に国会提出予定のようである。鳩山首相が1990年比で2020年までに25%削減するという目標を立てた。危惧しているのは、これまで日本は世界トップクラスの努力をしてきたわけで、真水だけで25%削減するとした場合、環境と経済がうまくいくのかと考えている。また、技術開発に必要な経済成長戦略とエネルギー戦略のバランスが重要と考えるが、効果と負担の割合がはっきりしていない。方向性は理解するが心配もある中で、この点について、部長はどう考えているか所見を伺いたい。
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【白井環境部長】
政府が基本法案を提出している中で、今後最終的な調整がされると考えているが、例えば、国内の排出権取引であれば、公平な排出枠の設定などの課題も抱えている。排出権取引は、EUで先行しているが、ラーニング バイ ドゥーイングという形で、実際に動きながら学んでいくということで、EUでも試行錯誤しながら8年間ほどかけて実施したと聞いている。今後日本で実施する上でも、様々な検討がなされるべきだと考えている。他にも、例えば太陽光発電について全量買取制度があるが、これは国民に一定の負担をしてもらうものであり、何らかの形で負担をしていかなければならないと考えている。その点で、経済の状況を見ながら、一方で先進国として果たさなければならない役割があるので、バランスを取っていく必要があると考えている。今後、25%達成のための具体的なロードマップが検討されているので、中状況の中でどうなっていくのか、また長野県として何をすべきかについて、検討していく必要がある。
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2.地球温暖化対策について
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(2)昨年のCOP15では各国の国益が優先され、残念ながらそれが政治権力の実態であって、国連はひとつの理念があっても機能しない。今年の11月〜12月にメキシコでCOP16が開催されるが、米中とEUとの力関係で、どれぐらい根本的な話し合いができるか不透明であるし、来年は南アフリカでCOP17が開かれ、高度の政治的合意ができるかどうかと考えている。
部長の答弁に排出量取引のことがあったが、排出削減に貢献している企業は除く必要があると思う。そういう中で全ての企業を対象にするのかということが1点と、排出削減が高度化しており、企業負担が年間1兆円以上と言われている中で、日本の役割として排出削減の方向性の理念を出しながら、トップランナー・フロントランナーとしての環境エネルギー技術を発展途上国への支援という形で、役割を果たすべきではないか。部長の総括的な見解を伺いたい。
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【白井環境部長】
排出量取引は、現在も京都議定書のクリーン開発メカニズムという形で実際行われているが、これは技術支援と排出量購入の両方を行うもの。日本は世界全体の4%ほどを排出しているにすぎず、これから成長する中国や、すでに大量排出している米国等で排出削減が行われない限り、排出削減は厳しいと思っている。とりわけ、アジアへの支援ということで考えると、石炭を主要燃料にしている国に対して技術援助をするなど、国内ばかりでなく、海外への援助という方向性が良いと考えている。今後、世界に対する外交において、政府もしっかりした役割を果たしてほしいと考えている。
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2.地球温暖化対策について
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(3)減CO2アクションキャンペーンをはじめ、エコポイント事業、ノーマイカー一斉運動等、県民一人ひとりの取組が非常に重要だが、極度に疲弊した地方経済の中で、環境問題を啓蒙啓発していくのは大変厄介な問題である。「家庭の省エネ“見える化”事業」だが、この「見える化」が果たして一般社会の中で、どのように評価されるのかと考えているが、この事業に込めた心意気について伺いたい。
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【山本環境政策課長】
今年度、県でも太陽光発電を導入するなど、「見える化」ということで、県民に見てもらい次の行動に移してもらうというキーワードとして行ってきたものであり、新年度事業では、家庭に働きかけをするにあたり、「見える化」という名称がよいのではないかと考えたものである。減CO2アクションキャンペーン、エコポイント事業とステップアップする中で、さらに、具体的な削減効果を見える形で進められないかなということで事業を作り上げた。アドバイザーが家庭に入っていき、どの部分がエネルギーを大量に消費しているのか、どこを改善すれば良くなるのかといったことを可視化していきたいと思っている。家族構成や年齢、ライフステージやライフサイクルなどによっても異なってくると思う。家庭内の大口の排出枠を見つけて、効率的な省エネを図っていくことが改善に繋がり、大きな効果が出ればランニングコスト削減にも繋がるので、家庭にとっても経済的メリットが生じて実践しやすくなるのではないかと思っている。そういう趣旨で、アドバイザーが各家庭で排出要因、効率的な対策、対策に伴う削減量、経済性などを示していきたいという考えで提案している。
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2.地球温暖化対策について
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(4)アドバイザーが重要な役割を果たすということで、講習会を入口としてやっていくと。その場合、NPOや環境保全協会など各種団体との連携が必要になるという説明があった。これをきっかけとして、家庭での省エネ活動に広がりを持たせるとのことだが、この可能性、広がりの見込みについて、所見を伺いたい。
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【山本環境政策課長】
段階を踏むということで、いきなり家庭に入っていくということではなく、地域での省エネ普及のための巡回講習会をやっていきたいと考えている。市町村、環境団体、消費者団体、社会教育関係、男女共同参画などの会議とも合わせて積極的に開催したいと考えている。また、エネルギー供給側である電気・ガス等様々な団体があるが、そういう業界にも協力してもらい、省エネ巡回講習会に来た人が、パンフレットを見たり、相談するといったことができないかと考えている。
また、事業の広がりについては、減CO2アクションキャンペーンや信州エコポイント事業に取り組んでいる家庭に参加を呼びかけていきたいと思っている。さらに、現在約200名が活動をしている地球温暖化防止活動推進員の協力を得たり、住宅では新築や増改築の際に省エネを考えることが多いと思うので、そういう人に働きかけができるように考えていきたいと思っている。
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2.地球温暖化対策について
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(5)現在住宅業界では、小規模オーナーが苦労している。ただ、大型の住宅よりもエコを理念とした住宅の方が、やや値段が高くてもセールスポイントとなっているようである。そうした企業の営業マンが家庭に入っていくわけだから、今の答弁は非常に重要だと思う。住宅関係との連携を拡大していただきたい。
さて、この事業はふるさと雇用再生特別基金を財源として、家庭をターゲットとしてやるわけだが、2012年度までの継続性が重要だと思う。その点についてはどのようにロードマップを考えているか伺いたい。
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【山本環境政策課長】
新規事業等についても、県の財政が厳しい中で、様々な財源を活用して実施している。この事業はふるさと雇用再生特別基金の財源を活用して、実施していきたいと考えている。
ただ、この事業は委託事業で2年間のみという制約がある。そこで2年目に事例集を作成しようと考えており、良い省エネ診断事例を掲載し、多くの人の契機としてもらおうと考えている。ついては、環境フェアなどの場を通じて、周知啓発をしていきたいと考えている。また、先程も答弁したが、地球温暖化防止活動推進員にもアドバイザーの活動に参加してもらい、技術を習得するなどの広がりを図っていきたいと考えている。また、家庭に入って省エネ診断をするにあたっては、CO2削減も大事だが、経済的メリットもあると思っているので、将来的にはこのような事業を行う、環境NPOや企業などが出てくるのではないかと考えている。いつまでも県で続けるのではなく、始めの部分を県がやることによって、NPOやベンチャー企業に引き継げないかということを期待しているところである。
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3.信州の名水・秘水について
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行政は誘発性が大事であり、あとは民間にやってもらうことが、普遍的に進める方法だというのはその通りだと思う。最初の厳しいところを主要な事業として、努力していただきたい。
信州の名水・秘水については、今年は信州DCの年であるので、パンフレットの作成やHPによる広報だけでなく、観光部と連携してマスコミに取り上げてもらうのは、ブランド力を高めるためにも重要と思うが所見を伺いたい。
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【前沢水大気環境課長】
2月8日に公表し、マスコミにも取り上げられた。今後も県の広報媒体でPRしていくが、選定委員が自発的にラジオや新聞のコラムなどでPRしているものもある。観光部と連携して信州DCにも取り上げてもらいたいと思っている。
3月23日に開催する認定式、その後のシンポジウムで名水を活かした地域づくりの事例発表とかパネルディスカッションを実施し、マスコミにも取り上げていただく機会になる。県が情報発信するばかりでなく、市町村をはじめ地域の方が、その価値に気付き、地域の財産として大事だと考え、保全し、発信していくことが大切だと思う。
今回認定した名水等から、そのきっかけになったと言っていただいたところがいくつかあるので、大変嬉しく思っている。市町村とも連携し、いろいろな機会を通じてPRしていきたいと考えている。
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4.生物多様性確保対策事業について
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名古屋市で開催されるCOP10のエクスカーションを活用し、観光部とも連携して、マスメディアを活用し、観光振興を図ってほしいと思っているが、所見を伺いたい。
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【塩入自然保護課長】
COP10のエクスカーションは自由参加なので、魅力あるコース設定を心掛けたい。マスコミのPRは大変重要であり、また観光部とも連携していく。 また、「長野県魅力発信ブログ」でネイチャーツーリズムについて情報発信している。
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5.資源循環システム構築事業について
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資料9の「資源循環システム構築事業」で、この中の4つの事業においても、特に、今年度諏訪市をモデル地域にした「食べ残しを減らそう」推進事業は、朝の全国ニュースで全国に放映され、これだけで私ども自然に知ることができたところである。このような事業についての、マスメディアの活用策、情報化時代における認識や施策についてどう考えるか。
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【石田廃棄物対策課長兼廃棄物監視指導課長】
マスメディアに対するPRについて。委員の指摘のように、「食べ残しを減らそう」推進事業については、NHKや信越放送を始めとして、民放各局や新聞各社でも取りあげていただき、この事業の滑り出しの段階から多くの皆さんに関心をもってもらうことができた。それをまず続けていくことも大切であるが、食べ残しやレジ袋の削減といった啓発においては、県民の皆さんの個々の意識に訴えかけることが必要不可欠と考えており、その意味で県民「みんな」の目に直接見せる媒体としての、報道やメディアは存分に活用しなければならないのではないかと考えている。
それと同時に、特に、食品残さの発生抑制については、来年度は家庭での食べ残しを減らすこともターゲットにしていることから、小中学校の給食だよりや市町村広報誌といったミニメディアも活用した啓発も行ってまいりたい。
個人的な考えではあるが、マスメディアに対しては、徹底した事前の案内が必要と考え、必要に応じて取材等もお願いしてきているが、それは今後も徹底してまいりたい。
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6.微小粒子状物質PM2・5について
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マスメディアだけでなくミニメディアも使った多様性をもった啓発を大いにやっていただきたい。
教育的視点ももった市民社会における意識改革というのは、特にレジ袋の削減などは松本市や中信地域でも非常に熱心なボランティア活動が行われているが、いかにネットワーク化して地域社会に定着させるかが課題であり、その意味でマスコミの果たす役割は大きい。
この事業の中の4つのテーマが少しでも前進するように、一層の努力をお願いしたい。
(1) 大気中に浮遊する微小粒子状物質に対する環境基準PM2・5が定められたとある。ダイオキシン濃度などはだいぶ定着して、その意味と内容が健康に関しても理解されているが、PM2・5については知識がないので、この微小粒子状物質はどういう関わり合いになっているのか、生活や健康面でどういうふうに理解していいのか伺いたい。
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【前沢水大気環境課長】
大気中に浮遊する細かい粒子のうち、2・5μm以下のものをPM2・5と言う。これまでも10μm以下のものは浮遊粒子状物質として環境基準が昭和48年に定められており、県内では環境基準をクリアしている。
PM2・5はさらに小さいものなので、肺の奥深くまで入りやすいため、肺がん、呼吸器疾患などの健康影響があるということで、欧米では既に環境基準が決まっている。ダイオキシンは化学物質であるが、PM2・5は大きさだけで決められており、昨年9月に環境基準が定められた。環境基準は人の健康を保護する上で維持することが望ましい基準であり、行政上のひとつの目標値である。仮に超過したとしてもすぐ健康に影響が現れるものではないが、基準をクリアできるように施策を講じていく。県ではPM2・5測定器を配備して新年度から5箇所で測定をする予定である。
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6.微小粒子状物質PM2・5について
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(2)いたずらに危機意識を煽ってもいけないが、本質的な問題であるので、県民にはどういう形で一般的な知識として啓発をしていったらよいと考えているか伺いたい。
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【前沢水大気環境課長】
県民に対しては来年度から県内各地で測定していくので、結果を公表していく中でPM2・5について理解を深めていく。
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7.「水循環・資源循環のみち2010」構想について
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新しい概念であるので、時間をかけて、プロセスを踏んで、県民によくわかるようにしていただきたい。
部長の議案説明には、平成22年度に「水循環・資源循環のみち2010」構想についてまとめるとあるが、処理施設、ある意味プラントなので、巨額の投資がされており、施設の老朽化や機能低下等があると思う。保健衛生、環境面などで重要な役割を果たしてきたと思うが、プラント故に負の部分もあり、実態が掌握しにくいとも思っている。しかし、汚泥の効率的な処理や経営の効率化という観点から見れば、分析が可能ではないかと思う。いずれにしても、古くなった巨大プラントに対して、建設部でも道路、橋の問題が急浮上している。ひとつの視点として、県民の安全・安心の視点からどのように考えるか見解を伺いたい。
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【小口生活排水課長】
「水循環・資源循環のみち2010」構想については、現在、2つの大きな課題があると考えている。1つには、人口減少、市町村合併等の社会情勢の変化や流入下水量の減少予測、現実的に減少している状況がある。また、現在、400の下水道と農業集落排水施設があり、まだ増設が必要なところはあるが、全て稼動している状況である。施設の長寿命化対策、改築・更新費用の確保などを含めて「生活排水処理の経営改善」が大きな課題となっている。
もう1つは、汚泥や消化ガスなどバイオマスの有効な利活用と安定的な処理について。現在、下水道汚泥の多くが県外へ運搬され、セメント原料として利用されているが、国内のセメント需要の減少など、安定的な処分に対するリスクがある。また、農業集落排水施設や浄化槽汚泥、生し尿については、し尿処理施設で処理しているが、これについても更新が必要になってくる。これに対して、今、構想として3つのプランを検討している。
1つ目は、下水道・農業集落排水事業・浄化槽等で、その地域に合った効率的な整備の棲み分けをしっかり行い、必要な場合には処理区の統合や再編成を行う「効率的な生活排水施設の整備」。具体的には、整備区域の見直しや農業集落排水施設と下水道の統合などである。
2つ目は、必要な場合の汚泥処理の広域化、汚泥の持つエネルギーの利活用、安定的な最終処分方法の推進など、「バイオマスの利活用」。具体的には、消化ガスの利用、また将来的には、リンなどの活用も含めたバイオマスの有効利活用である。
3つ目は、経営計画の策定、効率的な維持管理業務、広域化による管理経営の推進、あるいは、使用料の適正化、接続促進、経営状況の明確化による経営基盤の強化といった「経営プラン」。
この3つのプランを市町村や各流域下水道でそれぞれ構想原案として、今年度末までに提出してもらうこととしている。今後は、平成22年8月〜9月を目途に、県の構想として取りまとめていきたいと考えている。
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